カードローンの金利の平均は銀行か消費者金融によって大きく変わります

カードローンの利息を左右するのが、金利です。現在、消費者金融の場合は年率18%、銀行の場合は年率14.5%から15%が平均となります。

消費者金融の多くは年率18%ですが、業者によっては年率17.8%と少し低めの金利になっている事があります。ですから、すべての業者が年率18%と考えず、複数の業者の年率を確認して、申し込む業者を決める事がおすすめです。

銀行の場合は、消費者金融よりも低い事が一般的で、銀行によっては年率7.0%というプランを用意している事もあります。ただ、プランは利用者が選ぶ事は出来ず、銀行側が決める事になります。その為、銀行カードローンの場合、年率14.5%から15%となる事が殆どです。

参考:「イオン」傘下のイオン銀行の「カードローンBIG」の借入れ利用額と借入単位

金利の平均で考えると、銀行カードローンの方がお得になりますが、その分、審査が厳しくなる可能性があります。正規雇用で働いており、年収も高い等、下記サイトのような信用が高い人の場合、金利が低い銀行でも通りやすい状態となります。

参考:指定信用情報機関のCIC

雇用形態や年収に不安がある人の場合、銀行は審査落ちをしてしまう可能性があります。審査落ちを繰り返すと、今後、更に審査に通りにくい状態になるだけでなく、住宅ローン等の審査にも影響が出てしまいます。ですから、審査の条件に少しでも不安があるのであれば、金利で業者を選ぶのではなく、通りやすさで選ぶ事が大切です。

カードローンを利用する際は、金融機関やプラン毎の金利を比較すること

カードローンを利用する際は、金融機関やプラン毎の金利を比較して利用先を検討しましょう。最初から1つの金融機関に絞って考える必要はありません。有利に借り入れができる金融機関を候補にしておき、それらの中から利用先を絞り込んでいきましょう。より計画的にカードローンを利用できるようになります。

金利の違いは金融機関毎にかなりの差があります。金利の設定そのものだけを見ても、数パーセントの差があるものです。できるだけ低金利で借り入れするのが有利ではありますが、比較の際に重要な要素になるのが優遇金利の存在です。例えば、給与の受け取り口座を開設している金融機関や、マイカーローンや住宅ローン等を利用している金融機関であれば、新たにカードローンの申請をする際に優遇された条件で借り入れられる場合があるものです。

そこで、複数の金融機関を比較する際に、予めそれぞれの優遇条件を調べておきましょう。条件は金融機関によって異なりますが、場合によっては複数の優遇条件を重複して受ける事ができます。元々の金利の設定が高めでも、優遇条件次第ではかなり低い金利で借り入れる事もできます。

また、カードローンの利用プランを比較する事も重要です。基本的に多く借り入れできるプランの方が良い条件で借り入れしやすいものです。そして、金融機関が違えば同等のプランでも金利の違いが明確に存在します。

このように、カードローンを利用する際は金融機関毎や利用プラン毎の比較が重要になります。選択次第で返済のしやすさが大きく異なりますので、予め各金融機関の融資条件を精査しておくべきです。

カードローンを利用する場合は金利で利息のシュミレーションをしよう

カードローンは私たちの生活の中で欠かせないものになってきていますが、利用する場合に気になるのが利息ではないでしょうか。カードローンや、キャッシングを利用する場合はどうしても利息が必要になりますが金利によって利息は大きく変わってくるので、契約をする前にしっかりとシュミレーションをしておく必要があります。カードローンやキャッシングを利用する際に気になるキーワードとして金利がありますが、金利によって返済する利息が決まってくるので把握しておくことが大切になります。金利を使って利息を計算することはそれほど難しいことでは無いですが、現在ではインターネットなどの返済シュミレーションのサービスなどを利用することによって簡単に計算することが可能になります。金利を調べると分かりますが業者ごとに違いがあります。利息は塵も積もれば山となるので面倒に感じてもしっかりと計算して利用することが大切だと言えるでしょう。インターネットで利用できる返済シュミレーションは、金融機関のホームページなどでも利用できるようになっている場合もあり、必ず利用してどのくらいの利息になるのか考えて利用することにしましょう。そうすることによって、少しでも損をしないようにカードローンを利用することが可能になります。しっかりと計画を立てて私たちの生活に役立てていきましょう。

カードローンのグレーゾーン金利の廃止によって消費者金融業者は一時苦境に

かつては金融機関の扱うカードローンでは、暗黙の了解でグレーゾーン金利が設定されていました。グレーゾーン金利は法定金利をさらに上乗せされた金利となります。そのため、従来のカードローンではグレーゾーン金利によって、年利20%以上の利息を支払う利用者が存在していました。しかし、消費者金融などの利用者では支払い利息の高さから、返済のために他の金融機関から借りて利息を返済することが起こっています。その結果として、カードローンの利用者では多重債務に陥り、自己破産をしてしまう人が相次ぎました。

そうした事態を受けて、政府ではカードローンで設定されていたクレーゾーン金利を正式に廃止をすることを決断しています。また、同時にこれまでのグレーゾーン金利分を過払い金として、金融機関が利用者に過払い金を返還することも決められています。

その後は消費者金融業者に対して、カードローンの利用者からの過払い金返還の請求が多数行われています。その結果、消費者金融業者では過払い金の返還金請求に応じるため、経営を大きく圧迫する事態が起こっています。過払い金の返還請求が始まって数年後には、消費者金融の大手の一角では経営が行き詰り、会社が破たんしています。その他の消費者金融業者では、大手の金融機関の傘下に入ることを余儀なくされています。

借りたらどうなる?カードローンの金利で利息は計算できる

カードローンの広告を見ると、実質年率○%~○%と、金利がどのくらいなのかを全面にプッシュしている場合が多いです。

なんとなく、金利が高いのか低いのかくらいの目安にはなりますが、実際に1月あたり利息がいくらになるのかまですぐに計算できる方は少ないかもしれません。

利息の計算方法は、例えば金利18%のカードローンで10万円借りた場合、10万円x18%÷12(ヶ月)=1,500円です。

18%というのは、年率なので、1ヶ月分の利息を算出するために12で割る必要があります。また、1ヶ月ごとに返済していくので、追加で借入しない限り、借入残高は減っていくので、利息は年間で計算せずに、1ヶ月ごとに算出する必要があるのです。

インターネットの記事を見ると、利息の計算方法を「10万円x18%÷365x30」としている場合も多いですが、これは30日間の利息です。月によっては1ヶ月が31日の場合もあるので、「10万円x18%÷12(ヶ月)」の方が信憑性が高いうえに計算も楽というメリットがあります。

また、カードローンの返済額というのは、3000円だったり、5000円だったりと、利息と元金返済分が合わさった金額になっています。利用者はいくらが利息でいくらが返済にあてられているのか分かりづらいのです。

「利息を支払っているだけで、思ったよりも返済されていない」ということにならないように、たまには利息を計算してみるのも良いでしょう。

そのままの金利で契約していませんか?実は引き下げ交渉ができるカードローンの利用方法

カードローンには金利が設定されており、利用額に応じて毎月利息の支払いをしなくてはなりません。貸金業法改正によってグレーゾーン金利は撤廃されたものの、それでもまだ金利は高いのです。少額の利用であれば手数料もあまり感じないかもしれませんが、実は簡単にカードローンの金利は引き下げることができるのです。

引き下げ方法は2種類あります。まずは限度額の増額です。法律では100万円以上の利用であれば15%以下の金利にしなくてはならないと定められています。使う予定がなかった場合でも限度額をアップすることにメリットはあるのです。
もう1つは引き下げ交渉を行うことです。こちらは限度額のアップよりもややハードルは高くなります。なぜなら利用額が増えないまま金利だけ下げてしまうと、企業としては利益幅が小さくなってしまうためです。それならばもっと利用できるようにカードローンの限度額をアップしたほうが、交渉しやすくなるのです。金融機関によっていつごろから交渉ができるかは異なりますが、多くの場合半年程度利用していると契約内容を見直すことができます。金融機関側からはわざわざ金利が下げられることを伝えてはくれませんので、延滞なく利用して信用を作っているのであれば、契約後半年程度したらコールセンターに相談してみるとよいでしょう。